仮想ワーズワースの冒険 高原へいらっしゃい

その他

仮想ワーズワースの冒険 高原へいらっしゃい

あなたはワーズワースの冒険を覚えていますか?
あの頃の日本は大不況に突入したばかりであったが、30年前の日本人はまだ道楽を楽しむ余裕があり、現代と比較するとテレビ局も優良番組を多数放送していた。今回は、そんなワーズワースの冒険に登場した軽井沢のカフェ、ミハエルをご紹介します。

高原へいらっしゃい

避暑地として有名な軽井沢には雄大で美しい自然が残っている。10月の軽井沢は涼しいというよりはすでに初冬と言って良いほど肌寒く感じる。

残暑の厳しかった2023年の東京とは比較にならないほど涼しく、澄み切った空気を感じながら散策すると時間を忘れてしまうほど。長野県とは言え、東京からバスで3時間程度で到着するので、日帰り散策にももってこいの土地であろう。

木造建築が美しい軽井沢ユニオンチャーチ。軽井沢は別荘地と言うイメージが先行しがちだが、歴史的建造物も多数残っているので、歴史を感じながら歩いてみるのも良いだろう。

教会は解放されており、信者以外でも自由に見学が可能。内部も木造であり、完全木造にこだわって造られたロシア風の珍しい教会と言える。

規則正しく配列されて窓から差し込む木漏れ日はとても気持ちが良く神聖な雰囲気を感じる。このような光景を目撃すると、聖域にいる事を実感させられる。

カフェ ミハエル

軽井沢駅から体感で徒歩20分程度。別荘が立ち並ぶ森林を走る道を歩き目的地へと向かう。道は舗装されていないところが多いが、むしろこういう方が冒険っぽくて楽しい。

ワーズワースの冒険の人気回、広末涼子がゲストで登場した「高原へいらっしゃい」に登場したカフェミハエル。動画サイトにアップされているので改めて見返したが、30年前と何一つ変わらぬ姿で営業している。

白樺の木々の間から差し込む光が美しい。狙って撮影したわけではないが、簡単にこんな写真が取れてしまうところもまた軽井沢らしさがあって楽しい。

店内は開放感のあるログハウス風建築。座っているだけで時間の流れがゆっくりになったように感じてしまう。これこそが大人の「道楽」なのだろう。管理人はワーズワースの冒険をリアタイで見ていたが当時は子供だったので大人らしさについてはあまり理解できなかったが、こういう時間の過ごし方こそが道楽である、と大人になった今だからわかる。

「高原へいらっしゃい」で広末涼子が飲んでいたロシアンティーとは少し違うが、ジャムを食べてから紅茶を飲むロシアスタイルの飲み方は同じであろう。

朝一で東京を出発しても到着は昼過ぎなので、遅い朝食となった。

30年前、子供時代の管理人が大好きだったテレビ番組「ワーズワースの冒険」を追体験することが出来てとても幸せな時間であった。

マスターさんは当時の事を今でもはっきり覚えていると語ってくれて、放送後はしばらく広末涼子の追っかけの人たちで賑わったらしい。30年も昔から聖地巡礼と言うものは存在していた事に驚かされた。

【カフェ ミハエル】
〒389-0102
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢 野沢原1323-269

コメント